ジャッカス | クソジジイのアメリカ横断チン道中

冒頭からの注意書きがまず不穏であり、この映画を小さいお子さんと鑑賞する場合は教育的助言をお願い致します。と流れ、なんの事だ？と思ったが、内容を見て納得。

どぎつい下ネタのオンパレードであり、万引きはする、他人の結婚式へ乱入、レストランでは排泄物をまき散らす為だけに手の込んだ装置まで発明するという、おじいちゃんと子供といった悪人とは思えないような二人が様々なドッキリを仕掛けていくロードムービー。

ほのぼのとした展開などまるでない、過激なイタズラが近隣住民を巻き込んでいく。

体を張った渾身のイタズラが人気を博し、今回で映画化は４回目だそう。

本作はストーリーとなっているが、元々は違うようなので是非ともそちらが気になる所。それにしても、これが実際行われたと思うと戦慄する。

下品に下品をぶっかけた下ネタは笑えるというよりもびっくりしてしまう。

海外映画でも度々起こる現象であるが、こんなに下品な言葉が世の中にあるなんて！とある意味、感心もする。いや、しないかな。

ただ、いたずらに関する事は豪快で大胆なだけに、何故か胸の内がすっきりするのだ。

人気の理由はやはりそこにあるのだろう。

（ライター　伊藤史帆）

監督	ジェフ・トレメイン
脚本	ジョニー・ノックスヴィルスパイク・ジョーンズジェフ・トレメイン
原案・原作	–
製作	ジョニー・ノックスビルスパイク・ジョーンズジェフ・トレメインデレク・フリーダ
公開	2013年
製作国	アメリカ
上映時間	92分