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豊田利晃監督が描く家庭の闇

 

穏やかな家庭に訪れる、それぞれの事情。

平凡な家庭のはずだった。そういう物をつくったはずだった。しかし、明かされていく現実はそうでもなく、主婦の絵里子の心は次第に病んでいく。

息子の家庭教師として訪れた女はまさかの夫の浮気相手。そんな女に「学芸会みたいだ。」と自分が作ってきた家族の真を付かれてしまい、絵里子は爆発する。

そう、本当は絵里子にも秘密があり学校ではいじめられており、実の母とは不仲であった事。

バラバラになってしまった家庭はまた一つに戻れるのだろうか。ヒロインが自分と見つめ合い、時におかしくなり、心情表現が豊田監督ならではの奇抜な演出でとてもよくあらわされている。

どこにでもある平穏な家庭の裏側。昼ドラのようなストーリーであるが、そうとは全く感じないのがこの監督の凄い所だろう。芸術的な演出の数々に今回も驚かさる作品。

そして、小泉今日子が演じる絵里子が正に彼女にぴったりとハマっているのだ。

隠せなくなっていく本心から母にも他人にも「死ね」とストレートに放つ狂気的な演技に、痺れる。他の登場人物も同様に、どこかサイケデリックな物を感じるので、崩壊した家庭に巣食う闇の深さを感じる。

(ライター 伊藤 史帆)

映画情報

監督、脚本 豊田利晃
原作 角田光代
公開 2005年
製作国 日本
上映時間 114分

予告編

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