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駄目女の生き様

東京で一人暮らしを送る大学生である川尻笙であったが、警察が松子殺しの疑いをかけていた犯人と遭遇する事から、彼は伯母である松子の一生を知る事となる。

歌と踊りを交えたミュージカル調の作品であり、愛されたかった女の悲しいまでの承認欲求がその人生を狂わせていく様を描いている。

が、それでも彼女は幸せであったのだ。作中で何度も不幸が彼女を襲うが「私は幸せでした。」とそのたびに繰り返している。これは一見、頭ゆるふわな天然系と思わせながらも、実は凄いと思う。

だって、彼女は自分で幸せを見つける事に何度も成功しているからだ。

幼少期から晩年にいたるまでの、彼女の一生は駄目女の末路とも言えるし、それでも健気に生きている姿には称賛を送りたい。

大人だもの、自分の幸せくらい自分で見つけなくちゃ。

DV、風俗、刑務所、ひきこもり、様々な世界を巡る人生には華やかすら感じる。

昭和から平成への移り変わりといった情緒も演出によく表れており、その世代に生きていた身としては郷愁的な感情が沸いてくる。

そして、家族との確執がいかに人生を左右するのかという事についても考えさせられてしまう。

松子のような女性は意外と多いのではないだろうか。

(ライター 伊藤 史帆)

映画情報

監督 中島哲也
脚本 中島哲也
原作 山田宗樹
『嫌われ松子の一生』
製作 石田雄治
佐谷秀美
公開 2006年
製作国 日本
上映時間 130分

予告編

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