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おかしいのは誰だ?

プリマとして初の主役を手に入れたニナを、得体の知れない恐怖が襲う。

臆病で繊細な主人公のニナは、白鳥の演技は完璧だと言われるものの、黒鳥に関しては不不感症の処女と罵られる程に未熟であった。

前任のプリマであり、監督とは愛人関係であった女性に取って代わり彼女が抜擢された事もあり、どんどんと疑心暗鬼になっていく主人公。

母親との確執や、同期への不信感、主役は演じたい。けれども、いまいち狡猾で官能的な黒鳥のようになれない彼女の心はとても不安定だ。

それは、ひっかき傷や幻覚となり現れていき彼女を蝕んでいくが、演出がいかにもホラーであり、ぞっとするような場面もちらほら。

「役に飲まれてしまう!」という母親の言葉にもある通り、彼女は恐怖と戦っていたのであろう。足が曲がったり、背中から羽が生えたりするような演出に彼女がどれだけ怯えていたのかが分かる。

いつ彼女が壊れてしまうのか、終始ハラハラとする作品だ。

彼女は昇華出来たのか?

ラストを見ていただければ分かる通りだと思うが、彼女が役と一つになる様はぞっとする程に美しく恐ろしい。

監督におべっかを使うでもなく、他人を蹴落とすでもなく彼女は“完璧”を手に入れる事に成功するのか。見守って欲しい。

(ライター 伊藤 史帆)

映画情報

監督 ダーレン・アロノフスキー
脚本 マーク・ヘイマン
アンドレス・ハインツ
ジョン・J・マクローリン
原案 アンドレス・ハインツ
製作 スコット・フランクリン
マイク・メダヴォイ
アーノルド・メッサー
ブライアン・オリヴァー
公開 2010年
製作国 アメリカ
上映時間 108分

予告編

 

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